ちょうと、あいのりで男の子の割礼についてやっていたので、昔調べたことを書いてみますが、アフリカの国には、女子の割礼が行われていることがある。

でも、それが今問題提議されているのは、男子の割礼が行われているのは、一人前の男になるための成長を後押しするための儀式なのに対して、女子に施されるものは、男性による女性支配のためのものであるということ。

具体的には、女は性欲を抑えらない猥褻な性だから、割礼によってその性欲をコントロールしなければならない。という理由で。とか、夫にのみ体の接触を許すため、とか、男の割礼とは理由が根本的に違うらしい。

なので、主に欧米の女性人権運動家によって、その風習の撤廃を求める運動が起こっているそうだけど、これも見方によっては、その国の文化と言えるから、先進国がまくしたてて「そんな差別的なことはやめなさい!」と言っても、問題解決にならないのではないだろうか。

いくら、どう考えても非人道的であっても、他の文化圏・政治圏の人が無秩序にその圏内に入ることはやっぱりいけないと思う。

それは、自分には関係ないって無関心なのとはまた違うこと。その圏内の人が、自分達の文化に疑問を持って、自発的に排除への活動を始めることはもちろん喜ばしいことで、相手の求める範囲内での援助は大いにすべきだと思う。

そのキッカケを作るのが誰か、ということは問題だけど。途上国に教育の機会を与える、なんていうのも、その教育って先進国理論を教えることでしょ。

まとまらずに書いてしまいましたが、とりあえずその女優のスピーチには文化の押し付けの危険を含んでいるということを思ったこと。

それと、どんな非人道的な文化や価値観を創ってきたのも人間だから、それを正していく力も担い手の人間にかかっているということ。
卒論でも、どれだけ人間の他人に対する差別の念がいかに根深いか、ということで、人間の感情に対して失望するところはあったけど、それでも人間が正していけるものだと思っています。
これは後輩いわく「国際のエゴ」そのものだけど、そう信じないと。


なんて、どうしたん?っていうくらい熱くなってしまいました。
ゼミの時のトンチンカンモードでした。

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