懐かしのサクソフォーン

5％オフだったこともあって久々にCDを買いました。
そのCDの画像がなかったので別のものですが、トルヴェールカルテットの、ホルストの「惑星」です。全曲です。もちろんアレンジされてますが。
木星が一番有名だけど、地球もなかなかよいですよ。

私は中高と吹奏楽部で青春を過ごしました。ホンマにクラブのことしか考えてなかったです。中学校は自分たちが下手ということも分からないくらいの下手さで、憧れで当時のブラスの強豪校に入学、1年半くらいは苦難の年でしたね〜

とにかく下手だったので、最初は合奏に入れてもらえなかったし、先生に怒られまくりました。まだ怒られるうちは見捨てられてないってことだけど、ホンマに辛かったなあ。

そんな私だったのですが、練習の甲斐あって、2年生の秋くらいにはある程度上達していたんです。実はこの頃、うちの高校の演奏を聞いた中学生からファンレターをもらったり★
ちなみにその子は私と入れ違いで入学して、3年間サックス吹き続けました。

ちょうど、2年の秋くらいに、楽器の先生に音大進学を考えてみたら？って言われて、本気で悩んでいたな〜ってCD聞きながら思い出しました。当時楽器を吹くことが生活の全てだったから、それで進学できるなんて最高の幸せなんじゃないかと。

結局は、音楽の世界に本気で足を踏み入れることを躊躇して、今のように文系学部に進学しました。
よい選択でした。ん〜その世界でやっていけないかも、という不安があったり、それを越える自信と希望がなければ、成功できるはずがないと思ったからです。

あと、音大に進学した先輩達の大学卒業後の進路も、あまり憧れを抱くようなものではなかったのも一因です。

今ではサックスに触れることなく、CD聞くぐらいになってしまったけど、トルヴェールの音色を聞いていると、なんだか血流が早くなるような、そんな興奮を覚えます。4人（＋ピアノ）であんな音色が創れるなんて、この感動のためなら何でも、と思って毎日練習に励んでいたなあ。

できることなら、人生でもう一度サックスをやりたい。
すごく痛切に感じました。
もう自分の力の衰えに向き合うことができないかもだけど。
それとも、思い出だからいいのかなあ。