働くということ

2005年6月21日
この本、誕生日に後輩からもらって、すぐに読んだにもかかわらず、感想を書いてなかったので半年遅れですが書きま〜す!

日経の連載をまとめた本で、いや〜、就活中にこの本読んでなくってよかったなあ、って思いました。
「働くってなんだろう?」って考えたら、きっと就職って何?ってあり地獄にはまっていたと思うので。

本来、仕事って「お金のため、生活のため」なのに、働くことの意味や、やりがいや自分の中でのウエイトなどを考える時点で、日本人ってやっぱり生活が豊かなんだと思う。
働かんでも、食べるに困る日本人ってそうそういない。
それゆえ、フリーターやニートなんかも増えていけるんだし。

しかし、思いました。
私は就職を考える際、やりたいことがなかった。
学生のときから全然なくって、大学に行ったら見つかるんかな、って思いよったけど、一向にそんなことはなく、4年間が過ぎ、今の会社に入社。

就活時にはよく「自分に向いてることがしたい」とか、「やりたいことがわからない」って言ってる友達がおったけど、なぜ自分はそう思いもせんかったんかなあ、って思いました。

私は、結局やりたいことが見付からずに、でもそれをどうしよう、とか思ったことはないし、探そうともしていなかったと思う。やりたいことがあるに越したことはないけど、見付からんのんだし、別になくてもいいか、みたいな。
というか、見つけようともしていなかったなあ。
どちらかというと、「やってもいいかなあ」ぐらいの気持ちで職探しをしていたので、いろんな説明会で、あれもこれもおもしろそう、といったカンジ。

もっと悩むべきだったかなあ、なんてこの本読んで思いました。
でも、やりたいことを仕事にしたら、理想と現実で苦しむんじゃないかな、とも思う。
憧れや目標を強くして職を選んで、「私はこんなことがしたいんじゃないのに」ってなったら、仕事おもしろくないだろうし。
どんな仕事も矛盾は絶対あると思うから。
それよりも、「まあこんなもんか」っていうほうがいいんじゃないかなって個人的な見解です。

そんなユルイ気持ちで就職、なんとなく今の会社を選んでしまって、一時はさりげない後悔もしたけど、戻れるわけでもないし、それなりに楽しいし、よい仲間もできたし、人生流されるのもありだなあ、なんてしみじみ思ってます。

この本、仕事を考えるにはとてもいい材料で〜す。

ISBN:4532351146 単行本 日本経済新聞社 日本経済新聞社
2004/09/18 ¥1,575

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