「顔」となること

2007年1月30日
仕事の話ですが、私が一番仕事において心がけていることは、
『できない約束はしない』です。

実は人の言葉をいただいているのですが、
できない約束は出来ない、となると、逆算して考えたり、慎重になったり、手順を必ず踏むようになるし、リスク回避を自ずととるようになる。
何より営業としての基本、あー人としての基本だね、なので、後輩にもこれだけは酸っぱく言っている。

しかし、自分の仕事の範囲で、しないといけないことを必ずしていて全く自分に落ち度がない場合でも、一人で仕事をしているわけではないので100%うまくいくときはありえない。

今日あったのは、新車の到着が遅れたこと。
一ヶ月前から大安の今日納車することは約束していて、書類や手配、私の仕事にはミスはなかった。
けれど、配送会社や、部品の会社や、いろんな要因が重なって納車の時間がずれてしまったのね。

今まで、納車が一週間ずれでも全然OKって言うお客さんもいれば、1時間でも遅れたことに対してクレームになるお客さんもいて、時間を守るのは約束の大基本なので一番慎重にしていた部分ではあるのだけど、今日は半日も遅れてしまう。

車が納車されるまでに、いくつもの業者の手を経て、うちの社内でも私がナンバーつけてメカが点検して、管理職が封印して、ってたくさんの人を介している。
今まで分かってはいたけれど、そのどれかでもミスれば、約束が守れなくなることを、考えれば当たり前だけど今日はホント痛感しました。

お客さんには少し文句を言われたけれど、なんとか納得いただき喜んでもらった。昨日寝れない原因だったから、かなり安心したよ。

でも、なぜ遅れたかを説明しとるときに思ったんよね、
うちからしたら、うちの会社に車が来る前の段取りとかトラブルでうちは悪くないって思っとるけど、実はトラブル起こりながらもかなり最善策を尽くしているかもしれない。
本当は今日は間に合わなかったけどなんとかした、というように。

でも、それって相手に通じんよなーって。
「遅れたことに変わりはない」って思っているからね、同じ看板を掲げとっても。
どこが悪かったなんてお客さんには関係ないし、何より販社のうちのみがお客さんにとっては見えるトコロ。
私がどれだけ右往左往して、今日なんとか間に合ったかなんて、うちの会社の前の業者がどうしたかが分からないように実際分からないからねえ。

じゃあ、そんなミスを少しでも和らげるか、というのが、きっと私の目指す営業だと思った今日。

営業の仕事は、どれだけ人のミスをカバーできるかどうか、だろうなって思う。
それが、一番難しいけど、一番目指すところだなあ、と今日しみじみ思ったのです。

普通であれば10問題になるところを、9、8、7にしていくために必要なものは何よりも信用。

「こんなことで喜んでくれるの?」っていうお客さんもいれば、
「ここまでうちは譲歩しているのに・・」というお客さんもおるけん難しい、けど、自分の接客の範囲を広くしていくのが仕事だな、と思ったのです。

ということで、3年次も営業がしたいという異動希望を出すことにしま〜す。

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